• Yutaka NAGANO

【13】今は白、昔は黒?

Updated: Jun 1, 2019

NACKコンサルト代表の永野と申します。

いつもご来訪いただきまして、誠に有難うございます。


今のお化粧事情は、お顔も「(美)白」、歯も「白い歯」が普通ですね。


昔の某歯みがきCMのテーマソングに、

「白い歯っていいなぁ~、○○○○アンド○○○○(商品名)!」というのがありました。


しかし白い歯を推奨するようになったのは明治以後のことで、江戸時代以前女性の歯は黒かったわけです。いわゆる「お歯黒」です。


昔は「お歯黒」をするのが女性にとっては普通の事でした。


お歯黒は、実は「虫歯予防」が主な目的でした。


お歯黒(おはぐろ)は「かねつけ(鉄漿付け)」ともいい、酢酸に鉄を溶かした溶液を歯に塗り、その後五倍子粉(ふしこ)とよばれる、タンニンを多く含む粉を塗るという行程を繰り返すと酢酸第一鉄とタンニン酸が結合して黒変し、これが虫歯の予防になったそうです。


お歯黒をすることで、「私は既婚者です(二夫にまみえず)」という意味もあったそうです。


日本におけるお歯黒の歴史ははっきりはしていませんが、日本における最初の辞書と言われる「和名類聚鈔(わみょうるいじゅうしょう 938年刊) 」の中では、既にお歯黒に関する記述があったらしく、それを仮に起源とすると、実に1000年以上もの歴史があったことになります。

(お歯黒女性を描いた「今風化粧鏡」 歌川国貞(1786-1865)画 wikiより)


現在でも中国南部や東南アジアの一部ではお歯黒を行う民族がいますが、日本ではかなり廃れてしまいました。


時代の移り変わりと共に、歯の色ひとつとってもいろんな変化がありますね。


本日もお読みくださり、誠に有難うございます。

お時間を取ってくださいましたことを心より感謝申し上げます。

今日も素敵な一日に。


永野 拝

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